先日、財務省が2011年度上期(4月から9月)の経常収支の数値を発表した。それによると、経常収支の黒字額が前年同期比で46.8%減となったとされる。
東日本大震災や円高の影響で、日本からのモノの輸出が減る一方、原発停止で火力発電の為の燃料調達等の為に、輸入が増加したことが要因であろう。
現在は、金融や投資などの貿易外収支が黒字額が貿易赤字を上回っている為に、経常収支として黒字を維持しているのが実態である。
仮に、このまま経常収支が悪化し、赤字に転落するとなれば、何よりも恐れるのが、金利の上昇である。
借金財政が常態化し国債を乱発している日本において、経常収支の赤字になれば、海外からの資金調達が必要になり、その結果、国債の金利は上昇していかざるを得なくなる。これが、いわゆる『悪い金利上昇』と呼ばれるものである。
国債利払いの負担がかなり大きい日本にとっては、1%の金利上昇がどれだけの負担になるかは想像に容易い。
今後も注視する必要がある数字である。16:00

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