関口太一の日記

2011年12月アーカイブ

 

もうすぐ平成23年が終わろうとしている。

都議会では9月から10月にかけては第3回定例会、11月末から先日までは第4回定例会が開かれたが、会期延長があったり、明け方まで議論したり、『禁足(緊急の議会招集等に備え、議会内待機が義務づけられること)』がかけられたりと、この数ヶ月はあっという間に過ぎた感じだ。

多くの時間をかけた議会だったが、何よりも頭から離れない瞬間がある。

12月15日。

この日は本会議最終日。

環状2号線の契約案件の採決があった。

お台場から虎ノ門までつなぐ道路計画で、今回は隅田川の上を通る道路工事契約に関する議案が都から提出された。

これを可決すると、築地市場の頭上に高架道路が走ることになる。

つまり、築地市場の豊洲移転を前提にした道路計画ということ。

我々は環状2号線は必要な道路だと、かねてから主張している。

しかし、築地の上を走る高架道路ではなく、地下に潜らせる地下道にするべきだという立場。

その理由は、

1、築地市場の豊洲移転については、豊洲の土壌汚染が解決されない以上、認められない。

2、築地市場再整備案を対案として既に示しているが、それは環状2号線を地下に走らせるのが前提。(環状2号線が築地の頭上を走ると、我々の再整備案の実現はほぼ不可能)

3、まちづくりを考えた場合、土地の用途が市場であれ何であれ、道路は高架より地下の方が望ましいのは言うまでもない。立地が銀座の隣の築地ならなおさら。

4、今回の高架道路工事により、築地市場内にある市場に必要不可欠な大型冷蔵庫を移転させる必要があるが、未だ移転先が明らかになっていない。

以上の理由から、我々は反対の立場をとったが自民党公明党は賛成となり賛否が分かれた。

結果、反対61票賛成63票。賛成多数で可決。

この瞬間の脱力感。

まさに、忘れられない瞬間である。

政治の世界は、最後は全て多数決。

当たり前のことだが、その現実を目の当たりにした。

今回の環状2号線の契約案件については、都議会民主党内でも多くの時間を割き、議論を重ねた。

築地市場移転につながる以上、また、築地再整備案を示した以上、ぶれることなく、反対するべきだという意見が、若手一期生から多数述べられ、都議会民主党として、何とか反対にまとまったという経緯があった。

しかしながら、都議会民主党をまとめたとしても、最後の本会議採決で自民党公明党に数で負けてしまう今の都議会の現実。

環状2号線が築地市場の頭上を走ることが決定した以上、我々が昨年秋に示した築地再整備案の実現は極めて難しくなった。

では、どうするのか。

他の築地再整備案を追求するのか、豊洲移転を認めた上で土壌汚染対策について厳しく条件を付けるのか、あるいは、市場移転先として、汚染されている豊洲ではなく他の土地を探すのかなど、様々な可能性を探り、都議会民主党の考え方を定めていかなくてはならない。

既に、その議論は会派内で始めている。

来年の3月に行われる都議会予算議会では、豊洲における市場関連事業費も含まれた予算案が提出される。

次なる論戦。

私の視点は既にそこに向いている。25:45



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